Ｃ言語講座 - 1 HelloWorld

プログラミングをやって初めて作るのは世界共通のHelloWorldプログラムですね。というわけでＣ言語講座一回目はこれを作ってみたいと思います。

#include <stdio.h>

int main(int argc,void *argv[])
{
	printf("Hello World.\n");

	return 0;
}

たったこれだけで全ソースです。単純明快なプログラムです。

まず #include <stdio.h> の部分です。これは定型的なもので、 stdio.h というヘッダーファイルを参照するということです。これによりこのヘッダーファイルで宣言してある関数などを使うことができるようになります。今回使っている printf関数もこれのおかげで簡単に使える訳です。

次は main関数です。これはその名の通りメインになる関数で、Ｃ言語のプログラムは全て(例外あり)ここから始まりここで終わります。つまりこの関数のなかを上から下まで行く過程がプログラムの全てなのです。今回は printf関数しか使っていないので、この関数が終わるとすぐに終わります。

main関数の一行目の、 int main(int argc,void *argv[]) の部分は、関数がどういう物かを定義してあります。まず初めの int は返り値（戻り値）の型を指定しています。次の main はその関数の名前です。そして括弧の中にあるのが引数(ひきすう)で、 ,(コンマ) で区切ってあります。

そして { } の中が本体です。 main関数が始まるとまず実行されるのは最初に記述してある printf関数で、これは指定された変数を使って文字列を作り、それを stdout:標準出力(普通は画面) に出す関数です。今回は直接文字列を渡しているだけなので、それが表示されます。つまりここで Hello World.\n という文字列が画面に出力されるわけです。文字列は "(ダブルクォーター) で囲みます。最後の \n というのは LineFeed、改行と言う意味です。あと文の最後の ; (セミコロン)は、文の終了を意味しています。コレを忘れるとエラーになるので注意。

さて、最後の return 0; というのがありますが、これは関数をここで終えて返り値を返すと言う意味です。この場合は 0 を返り値として渡しています。これは main関数では0を返すのは正常に終了したときだからです。また、エラーが出た場合は普通 exit関数を使って直接終了させます。

取りあえず、これがちゃんとプログラムとして動くという事が分かればOKです。

今回のソース

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